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危険な煙突の改修工事

「危険な煙突と言われるので見て欲しい」

訪問すると、チムニー(煙突囲い)は二階の壁にくっついており、その上方には2階屋根の軒天が被って付いておりました。

・・・・・・・誰が見ても「危険」と思いますね。

こうなったのは煙突チムニーが先でそのあとに二階部分を増築したから、ということでした。

新築だろうが、増築だろうが、こんな造作をして知らんぷりしている大工・工務店がまだ存在している、ということに注意しなければなりませんね。実際二階の壁は結構煤けておりました。

薪ストーブ絡みの増築や改装は、絶対に薪ストーブ屋さんを入れてください。工務店に頼んだから大丈夫と思ってはいけない。その薪ストーブ屋さんも時に怪しいこともあります・・・・・・(^_^;)。

処方箋として私の対策は、チムニータイプの陣笠を辞めて、二階の屋根の上まで煙突を伸ばしてくる、ということですが・・・・。

 

実際はそれほど簡単でありません。大きな問題点として・・・・

1 まず断熱煙突のメーカーが違うと接続できないため、ほとんど部材が入れ替えとなる。

2 チムニー設置後から二階部分を増設したため、陣笠部材の設置ボルトが壁側に隠れてしまい。部材全てを切断破壊しなければ取り外せない

3 そんな作業を屋根の上で行うため、プラットフォーム=足場をつくる必要性が・・・・・

霧降高原の別荘地の最上部ですので、高度感充分・・・過ぎます。

 

この作業はお客様が思っているよりも手間がかかるということを説明申し上げて作業に入ります。

煙突保持箇所は当社の規格では二箇所以上の締結。ですのでチムニー内部にもう一箇所保持金具を追加します。

雷雨との戦い。逃げるしかないけど・・・・。

となんとか危険性を除去した煙突システムになりました。

施工データ
設置機種:
炉  台:
煙  突:更新