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暖炉内部にペレットストーブを設置

アメリカ映画に出てくる 開放型のいわゆる「暖炉」。これに憧れを持つ日本人も多いはず。しかしそれを手に入れ、実際に焚いてみると・・・・・・・。
これが意外に暖かくないし、 煙は逆流するし・・・・・あまり使い勝手が良い代物ではない。彼の地でも同じで、開放型の暖炉は どちらかというと「ステータスシンボル」なのだ。
暖かくない、使い勝手が悪い、煙が逆流する、それで使わなくなると・・・・今度は煙突から冷気が降りてきて逆に「寒い!」つまりアダとすらなってしまう。
オーナー様は、当社に見えて、ペレットストーブを見て決断された。
暖炉を撤去して、これをいれよう。こっちのほうが使いやすいし、暖かそうだ。例え暖房能力が劣っても、少なくとも 冷気は降りてこないだろう、と。

当社としては、最初投資したステータスシンボルは生かしては、とあまりに立派な暖炉を目前にして 提案申し上げたのだけど。オーナーの決意ははっきりしておりました。 それならば・・・・・・と改装を引き受けました。
暖炉用の煙突はLサイズ。これとペレット排気管の接合部品などありませんから。 鉄工所であつらえました。

 

煙突直径が太いことを利用して、ペレット側を奥にオフセット偏心し、 ストーブが使いやすく、カッコのよい位置に収まるように工夫してます。
こうしたある意味「特殊」なパターンですが。薪ストーブを暖炉に入れることは結構あります。 ペレットストーブを入れたのは、まだ日本でも施工例が少ないでしょうね。


日本のペレットストーブは、ほとんどがFF式つまり給排気同時管で行ってますが、今回は既存煙突から吸気するとデメリットの方が多くなりそうなので、この現場では、FE式吸気を室内空気を使う方式に変更しております。それなんで、アダプターについているのは、排気管のみです。

 

結果。冷気も遮断され、薪のように足さなくてもずっと燃えているペレットストーブの使い勝手に満足していただきました。さらに30分位焚いておりましたら「いやこれは 想像以上に暖かいぞ」と想定以上に満足していただいたようです。

 

施工データ
設置機種:ペレスターHPS110
炉  台:暖炉内設置
煙  突:オーダーメイド